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最大曲数制限の緩和

【2017.7.20 更新】ファームウェア(17468)に、このエントリでの取り上げた緩和策が導入されました。 先日、屋外ビールイベントにGODJを出動させて、初めて B2B に挑戦したりと大いにハッスル(死語)して来ました。ビール、そしてGODJ、これ以上ない最高のイベントでした。 それはさておき、そろそろAAC対応ファームウェアがリリースされそうな今日この頃ですが、同じようにGODJの機能要望リストの上位に入るものといえば、「 最大曲数制限 の撤廃」が挙げられます。 この件に関して、公式Twitterで撤廃に向けての取り組みが明らかになりました。 @kishiwadapeople すみません!まずは内部と外部合わせて1万曲という仕様変更にチャレンジしています。もう少しお時間下さい! — GODJ (公式) (@GODJ_jp) 2017年5月22日 @kishiwadapeople はい、そのような感じになります。まず内部の曲数をカウントしてメモリを割り当て、残数をSDに割り当てる作戦です。このリリースを第一段階とし、その後曲数上限の完全撤廃を目指します。 — GODJ (公式) (@GODJ_jp) 2017年5月22日 最大曲数の制限を完全に撤廃する前に、縛りを緩和するファームウェアをリリースするとのこと。 ツイートから内容をまとめます。 最大1万曲という制限は変更なし ドライブごとの制限を撤廃、内部メモリ、SDカード合わせて最大1万曲とする 1万曲をどのドライブに割り当てるのかは、GODJが動的に行う → 割り当ての仕組みは次のとおり まず、内蔵メモリ用の枠を確保したのち、残りをSDカードに割り当てます。例えば、内蔵メモリに100曲保存してある場合、SDカードには別途、9900曲(10000 - 100 = 9900)保存できることになります。何といっても、動的に行われるというのがミソです。 これは制限の撤廃に向けて、大きな前進です。特にGODJ Plusの割り当て(内部:5000/SD:5000)については、改善を望む声が上がっていました。今のところリリースの時期については言及されていませんが、AAC対応とともに早期の登場が待ち望まれます。

ベータ版ファームウェア(17345)が公開される

JDSound 公式フォーラムにて、ベータ版ファームウェア17345が公開されています。 このバージョンはバグフィックスが目的ではなく、Master LevelとMonitor Levelノブの減衰量を、これまでとは異なる設定に変更した試作版となっています。 内容は次のとおりです。 最大音量と最小音量には変更ありませんが、従来版でノブ12時に相当する値が、この試作版ではおよそ9時の位置に割り当てられています。9時から7時(0%)の範囲では従来よりも急激に減少するカーブとなります。 ボリュームのカーブについての要望は非常に限られたニーズかと思います。ボリュームの挙動について興味のあるユーザは、お試しいただいたうえで開発元へのフィードバックをお願いします。 ただし、 ベータ版 となっていますので「転んでも泣かない」の心構えをお忘れなく。 このエントリの情報源 Re: Master out のボリュームのカーブ (JDSound 公式フォーラム)

ファイル転送の不具合について考えてみる

GODJ公式Twitterに、次のようなツイートがアップされました。 PCとGODJ Plusを接続し音楽ファイルを転送する際に転送が途中で止まってしまうという報告がございました。初期不良品として交換させて頂いたのですがその交換品でも発生するとの事で対応に苦慮しております。皆様の環境で同様の問題はございますでしょうか? #godj #godjplus — GODJ (公式) (@GODJ_jp) 2017年5月12日 一口に転送の不具合といっても、原因は多岐にわたります。こうなると、思い当たる節を地道に潰していくしかなさそうです。 GODJ側で考えられるの要因 ファームウェアの不具合(通常起動/リカバリモード) 本体の不良(システムメモリ、ストレージメモリ、USBコントローラなどの基板まわり、あるいはコネクタ不良など) SDカード(不良、ライトプロテクト・スイッチ) 接続関連で考えられる要因 USBケーブルの不良 or 相性 変換コネクタ(USB B→micro Bなど)の有無 USBハブ(経由しているか否か、セルフパワー or バスパワー) ホスト(パソコン)側で考えられる要因 USBコントローラの相性 USBのバージョン(1.0/2.0/3.0) USBポートの選択(フロント、リアなど) 電源ユニット(PSU)の不良 OSの種類、バージョン(Mac or Win or その他) セキュリティソフトウェア ウイルス、マルウェアなどの感染 ざっと考えてみても、これくらいはあるでしょうか。 なかでも「相性」というものが特に厄介です。メーカーは規格(USB、SDカードなど)に準拠して製品を作っているわけですが、微妙な実装の違いなどが原因で不具合が引き起こされます。規格書どおりに設計されているにもかかわらず(少なくとも、各メーカーはそうしているつもり)、本来存在しないはずの相性問題が、どうしても起こってしまうのです。 問題を未然に防ぐには、ありとあらゆる製品の組み合わせで検証を行う以外にありません。しかし、限られたリソースの中でその範囲は自ずと絞られてしまいます。こうなるとGODJユーザからの報告が、いかに有益なものかご理解いただけるかと思います。 ということで、ファイル転送でお困りの方が

GODJ PlusのAAC対応

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【2017.7.20 更新】ファームウェア(17468)の有償モジュールとして、AACデコーダーがリリースされたことで、GODJシリーズ全機種がAACの再生に対応しました。 GODJ PlusのAAC対応について新しい情報です。 GODJ Plusは購入先を問わず、すべてAACに対応しているものと思い込んでいたのですが、現在(5/10)対応しているのは、Makuake(クラウドファンディング)版のみということです。 それ以外の方法で入手した場合(一般販売版)、現状ではAACに未対応であり、GODJ/-Cと同じく、FWのアップデートを待つ必要があるとのことです。 お使いのGODJ PlusがMakuake版かどうかは、次の手順で確認できます。 オプション画面→システム(2) に、Makuakeのアイコン( )があればMakuake版 これに合わせて、関連エントリにも追記しました。 m4aが再生できない GODJ 機能比較表 当方が知る限り、AAC対応についてMakuake版と一般販売版で異なるという情報は、これまでなかったように思います。 驚愕の事実というべきか、そもそもAACへの対応はクラウドファンディングのストレッチゴール達成特典だったわけで、Makuake出資者へのプレミアという意味合いがあるのでしょう。しかし、同じハードウェアでこのような差をつけるのは混乱を招きかねません(今後解消されるとしても)。その点が非常に残念です。 このエントリの情報源 Re: pulsのaac再生について (JDSound 公式フォーラム)

ベータ版ファームウェア(17329)が公開される

ファームウェアの開発が盛んに行われているGODJですが、先日リリースされた「バージョン 17327」に、SDカード内のファイル管理に関するバグが見つかったため公開停止の措置が取られました。 開発元では、このバグに対処したベータ版である(17329)を急遽リリースして対応に当たっています。 現在(5/8)、公式ページでは2種類のファームウェアが公開されています。 バージョン17327のバグを改修したβ版である、バージョン17329 一つ前の正式版である、バージョン17283 バージョン17327を導入済みであれば、バグ修正版である17329への更新を、バージョン17327よりも以前のFWをお使いの方で、今のところプレイに問題がないのであれば、いずれ発表される公式版を待ってもいいかもしれません。 こちらの環境では、17329をインストールして様子を見たいと思います。報告すべきことがあれば、別途エントリをアップします。 このエントリの情報源 Re: ソフトウエアをアップデートした方が不具合(SDカード読み込みエラー)がでます (JDSound 公式フォーラム) ファームウェアのダウンロード [要ユーザ登録](jp.monstergodj.com) 公式Twitter GODJシリーズ共通ファームウェアのβ版をリリース致しました。前回のリリースで混入していたファイル認識に関するバグの修正を入れました。宜しくお願い致します。 #godj #godjplus https://t.co/DjhhRr1dhN — GODJ (公式) (@GODJ_jp) 2017年5月8日

m4aが再生できない

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【2017.5.10 追記】GODJ Plus Makuake版、一般販売版について追記しました。 【2017.7.20 更新】ファームウェア(17468)の有償モジュールとして、AACデコーダがリリースされたことで、GODJシリーズ全機種がAACの再生に対応しました。 現在(5/10)、AAC形式の再生に対応しているのは、GODJ Plus Makuake(クラウドファンディング)版のみとなっています。 出荷時のファームウェアでは一部のAACファイルが再生できない問題がありましたが、 最新版のファームウェア で修正が行われました。それでも、未だAACが再生できないというツイートを見かけますので、ここで情報を整理しておきたいと思います。 主な原因として、3つ考えられます。 非対応のフォーマットを再生しようとしている AACデコーダ(有償)が無効になっている AACデコーダのバグによるもの 原因1について解説するために、まず、AAC対応についてまとめます。 AAC(Advanced Audio Coding)は音声圧縮方式のひとつであり、GODJシリーズはこれに対応している AACのファイルにはm4a、3gpなどの 拡張子 が付けられ、GODJ Plusはこれらを認識する(※m4pはDRM付きなので非対応) ややこしいことに、AAC形式とはまったく別の圧縮方式ながら、同じ拡張子(m4a)を付けるものがあります。それが、 ALAC (Apple Lossless Audio Codec)であり、Appleロスレスと呼ばれるものです。 つまり、ファイルの拡張子がm4aとなっていても、必ずしもAAC形式の音声ファイルとは限らないということです。GODJシリーズが対応しているのはAAC形式であり、ALAC形式については非対応です。このような理由から、再生できないm4aファイルが存在するわけです。 余談ですが、なぜ拡張子が同じかといえば、いずれも同じコンテナフォーマットを使用しているためです。 お叱りを承知で、乱暴な例え話をすると「 同じ弁当箱(MP4コンテナ)だが、まったく別のおかず(圧縮方式)が入っている弁当が2つある 」ということになるでしょうか。箱はまったく同じですが、一方はのり弁当であり、他方は唐揚げ弁当になっている

ファイルブラウザでのノブ操作

ファイルブラウザ画面での操作について、ちょっとばかり細かい話です。 FUNCTIONノブをグルグル回して選曲をする際に、何か違和感を感じたことはありませんか。じつはTrack AとTrack Bでは、ノブの回転方向に割当てられている操作が逆になっています。次の表は、それをまとめたものです、 Track A Track B 前(上)へ移動 時計回り 反時計回り 次(下)へ移動 反時計回り 時計回り ボリュームは一般的に、時計回りで増加(+)、反時計回りで減少(-)という動作をしますので、Track Aの挙動に違和感を覚えるのも不思議ではありません。なぜこのような仕様にしたかといえば、あくまでも推測ですが、ターンテーブル画面のアークセレクタと統一性を持たせる意図があるのかもしれません。 ある意味、非常に細かい話なのですが、開発元ではこの件についてコミットを表明しています。今後のファームウェアアップデートによってノブの挙動が変更できるよう、オプションに盛り込むとのことです。ともすると、流されてしまいそうな要望にも耳を傾け、製品へ取り入れていくJDSoundの姿勢には、ほんとうに頭が下がる思いがします。 このエントリの情報源 公式Twitter @okuchang はい、こちらは同様のご意見が増えて参りましたので次のアップデートでオプションとして採用する事に致しました。貴重なご意見に感謝です! — GODJ (公式) (@GODJ_jp) 2017年4月25日

SDカードを交換しながらのプレイ

音源の管理の仕方は人それぞれ、まさに十人十色かと思います。 かくいう私めは、ジャンルごとに複数のSDカードを使い分けています。例えば、Rock用カード、Soul/Funk用カードなどなどです。試行錯誤してきましたが、これが一番しっくりくる方法でした。 ただ、RockからFunkなどジャンルをまたぐ場合、カードを交換しなくてはならないのが少々面倒ではあります。また、その前提として、そもそもGODJの電源を切らずにカードを交換してもいいのものかという疑問が浮かびます。 ご安心ください、公式フォーラムに情報があります。結論からいえば、電源を切ることなくSDカードを交換をすることは可能です。一点だけ注意があります「 SDカード上の音源を再生中、そのカードをイジェクトしてしてはいけない 」ということです。再生中のターンテーブルの針を上げる、あるいはCDのイジェクトボタンを押すのと同じ暴挙ですから、何を今さらといった感じですが、これだけはご注意いただければと思います。 ということで、カードの交換はSDカード以外の音源をつなぎにしながら、行うことになります。こんな時、機能豊富なGODJはつなぎの音源についても、いくつかのパターンで対応できます。 サンプラーを使う ビートシーケンサーを使う Line Inからの外部音源を使う 内蔵メモリを使う なかでも、方法4が最も手軽だと思います。内蔵メモリの音源を再生中に、カードを交換すればいいわけです。タイミング的にも余裕があります。一方、サンプラーを使うのは即興性が高く、上級者向けかと思います。それは難しいとしても、padに1曲まるまる割り当てておき、それを再生するのも面白いかもしれません。 レコードバッグや膨れ上がるCDポーチに悩まされることなく、現場であれもこれもとワガママなmixが可能なGODJ。その機動力を最大限に活かしたいところです。 このエントリの情報源 複数カードによるプレイについて  (JDSound 公式フォーラム) 公式Twitter @hentonacyoyu はい、もちろんできます! — GODJ (公式) (@GODJ_jp) 2017年4月28日